- キャプテンの仕事ってなに?
- キャプテンのすることは?
- キャプテンをうまくやり遂げるには?
ブライダルサービスの「キャプテン」は当日結婚式の責任者で重要な存在です。

会場責任者は別にいますが、現場の決定権があるのが「キャプテン」です。
この記事を参考にすれば自信を持って「キャプテンの仕事」をすることができます。
是非がんばりましょう。
Contents
ブライダルサービスキャプテンの仕事内容 出勤時編

当日出勤してからのキャプテンの仕事。
出勤時の仕事内容
- グッズ確認
- 披露宴会場の導線確認
- 引出物確認
- アシスタント、フロントスタッフとすり合わせ
キャプテンの仕事に慣れていない人は進行表を当日までにチェックするようにしましょう。

慣れてくれば当日見返すだけでイメージできます。
ウェディングプランナーと事前MTGしますが、どの施行情報だったか忘れるのがほとんどです。
なので、事前の進行表の確認こそが大事です。
プランナーによっては小さい字で詳細を書く場合があるので進行表は隅々までチェックするクセを。
施行当日のグッズ確認

仕事の大半はチェック作業です。
- 進行表
- グッズ

出勤してから進行表の確認とグッズ確認です。
グッズの確認していきますが、新郎新婦から変更があるので、必ず担当プランナーに確認してからチェックをしましょうら。
披露宴会場の導線確認

披露宴会場はサービススペースを確認します。
新郎新婦を先導したときのバランスを見て調整します。
土曜日や日曜日は施行の他に新規営業が入ることがあります。新規担当者は会場を広く見せるため実際のレイアウトを動かしています。
最終チェックは必ず行うようにしましょう。
披露宴会場の引出物確認

席次表の記号と席に置いてある引出物の種類の確認です。
- 個数
- 向き
- 席札
- メニュー表
これらのチェックをしていきます。
アシスタント、フロントスタッフとのすり合わせ
プランナーから引き継いだ内容をアルバイトとすり合わせをしていきます。
まずはフロントスタッフ、その後バンケットのリーダーと行います。
フロントスタッフには挙式までの内容を、アシスタントには披露宴の内容を共有します。
共有内容は進行表と今日のテーマ、料理、アレルギーの確認、絶対に抑えてほしいポイントです。
スタッフの出勤状況や慣れてるスタッフかどうかもアシスタントと話すようにしておきましょう。
施行が結んで次のセッティングも会話しておくとその後がスムーズです。
アシスタントの育成がされていると施行はスムーズに動くのでコミュニケーションは大切です。
情報共有は新郎新婦→プランナー→キャプテン→アシスタント→アルバイト全員です。
人間なので抜けはありますがどこかで気づき止めるようにしましょう。
ブライダルサービスキャプテンの仕事内容 ゲスト来館時
いよいよ親族やゲストが着付けや部屋セットで来館してきます。
ゲスト来館時の仕事内容
- ご両親に挨拶
- 余興者とすり合わせ
- 親族紹介
- 牧師、カメラマンとのすり合わせ
- 新郎新婦に挨拶、リハーサル
- アフターセレモニーの案内
フロントスタッフや受付スタッフで対応していきます。
思ったより早く来館してソワソワしている親族もいるので安心感をあたえるようなサービスを心がけましょう。
ゲストが到着してからキャプテンはどのように動けばいいのか解説していきます。
ご両親に挨拶

キャプテンはご両親に挨拶に行くようにしましょう。
目的としてはご両親の顔を覚えるのと予定を簡単に伝えるためです。
ご両親はどういったプログラムで結婚式が進むか知らない人がほとんどです。
心配性な親御様はどうしてもフラフラと動き回り質問なども多くなります。
キャプテンから挨拶することで親御様も何かあれば「あの人に言えばいいだな」と安心感を与えることができるからです。
基本、モーニングや留袖を着ているのでわかりますが新婦側か新郎側か間違えるのでご挨拶をして特徴を覚えるようにしましょう。
親族紹介や親族集合写真などの誘導時に誰が誰かわかっているだけでスムーズに案内できます。
余興者とすり合わせ

他のゲストよりは少し早めに余興者が来館しリハーサルがはじまります。
ここでもキャプテンが余興者のすり合わせに立ち合いタイミングや詳細を会話しておきます。
万が一参加できないときは担当プランナーから引き継ぎを受けます。
余興リハーサルの時間が超過することがあるので事前に時間内で済ませるようにします。
結婚式は時間配分が命です。
新規営業やサービスや花のセッティング等々すべてに影響がでますので時間厳守で行ってもらいましょう。
といっても遅れてきたりするので臨機応変に対応するしかありません。
親族紹介

親族紹介はキャプテンが進行をする場合もあれば専用スタッフがいたりします。
どちらにせよ事前にご両家のお父様とお母様に事前に説明しておく必要があります。
親族紹介の事前説明
失礼致します。お父様、お母様いらっしゃいますでしょうか。
本日は誠におめでとうございます。
私、親族紹介を担当いたします○○と申します。宜しくお願い致します。
このあと○時○分より親族紹介を行いますのでご説明させて頂きます。
親族紹介はこちらの控室にて行います。
壁側よりお父様、お母様、続いて血縁関係の濃い順でお並びください。
ご紹介のお時間になりましたらパテーションを開けさせていただきます
またご紹介方法ですがお名前と新郎様(新婦様)との続柄をお父様から代表でご紹介いただくかもしくは自己紹介のどちらになさいますか?
進行は私が進めさせていただきますので「新郎お父様よりお願いいたします。」と申し上げましたらご紹介いただきますようお願い致します。
それではご準備のお時間になりましたら参りますので今しばらくこちらでお待ちください。
親族紹介の口上
本日は誠におめでとうございます。
只今より親族紹介をはじめさせていただきます。
それでは新郎お父様よろしくおねがいいたします。
ありがとうございます。
それでは新婦お父様よろしくお願いいたします。
ありがとうございます。
ご両家様におかれましては末永くお付き合いいただきますようお願い申し上げます。
以上を持ちまして親族紹介を結びとさせていただきます。
挙式がはじまるまでの間今しばらくこちらのお部屋にてお待ちくださいませ。
時間になりましたらスタッフがご案内に参ります。
それでは失礼いたします。
親族紹介そのものは5分もあれば済むのであまりに早く始めると待ち時間が多くなるので気を付けましょう。
お車代のお渡しやお手洗い、授乳など予期せぬ時間を取ってしまうことがあるので常に余裕を持って指示はだしておきます。
牧師、カメラマンとのすり合わせ

親族紹介が済んだらすぐにチャペルに向かい牧師や司婚者とすり合わせをしましょう。
ここでの所要時間も5分以内で済むはずなので名前や進行の確認していきましょう。
カメラマンにも忘れず会話しておきます。
いつもと同じカメラマンなら問題ありませんが、
親族の数やゲストに数によっては撮影場所が変更するので事前に確認をしておきましょう。
ファーストミートがある場合は振り向く位置やアフターセレモニーの角度なども事前に確認しておくと
カメラマンも撮影がしやすくなります。
新郎新婦挨拶とリハーサル

リハーサルの前に行うのが新郎新婦の記念撮影ですがキャプテンはノータッチで進んでいきます。
そしてリハーサルがはじまる時に改めて挨拶しましょう。
挙式は牧師や司婚者が手取り足取り教えるパターンとキャプテンが教えるパターンがあります。
アフターセレモニーの案内

挙式が結んで新郎新婦が退場したあとに御親族、来賓ゲストにこのタイミングで
この後の予定をアナウンスします。
挙式後のアナウンス
「改めまして、本日は誠におめでとうございます。この後の予定をご案内します。
この後、皆様によります全員集合写真をご撮影します。続きまして親族様によります集合写真をこちらチャペル内でご撮影致します。
ご来賓ご友人の皆様におかれましては披露宴会場前室にてウェルカムドリンクをご用意しております。
スタッフが案内いたしますのでスタッフに続いてどうぞお進みくださいませ。
準備ができまで今しばらくお席にておまちくださいませ」
ブライダルサービスキャプテンの仕事内容 披露宴
キャプテンの仕事内容披露宴
- 司会者と音響とのすり合わせ
- 入場説明と先導
- 各マイクさばき
- ケーキ入刀
- お色直し退場と入場の先導
司会者と音響とのすり合わせ
披露宴前には司会者と音響スタッフとすり合わせです。
新郎新婦から伝わった司会者だけが持っている情報があるので情報をすべて聞き出すようにしましょう。
披露宴がはじまってから司会者には確認できるので入場間際のすり合わせの場合はさらっと進めます。
音響スタッフからの共有は入場やDVDなどの時間の確認です。
入場の説明と先導
いよいよ新郎新婦の入場です。キャプテンは新郎新婦に入場の説明をする必要があります。
簡単にかつ明確に説明します。
ガチガチに緊張している新郎新婦の場合は説明をはしょって
「入ってからのご一礼と高砂でのご一礼だけ覚えておいてください、あとはすべて私からお声かけしますぐらいの
説明で安心感を与えるようにします。
入場説明フルバージョン
「改めまして本日は誠におめでとうございます。おふたりの先導させていただきます○○でございます。
はじめに入場の説明をさせていただきます。
曲がながれ扉が開きましたら会場内にお入りいただきご一礼お願いいたします。
本日たくさんの方がカメラをお持ちでございますので笑顔でお答えください。
しばらくいたしましたらわたくしおふたりの前に現れましておふたりのお席までご誘導させていただきます。
わたしとの間2メートルほど開けていただきわたしに続いてごゆっくりお歩きください。
もし席と席の間が狭いところがございましたら新郎様が一歩前にでて新婦様をエスコートお願い致します。
何かある度にわたくしお声かけさせていただきますのでご安心くださいませ。
何かご不明点ございますでしょうか?
それではわたくしは中でお待ちしております。」
ウェルカムスピーチ、主賓の挨拶、乾杯の挨拶のマイクさばき

入場後にキャプテンがすることはマイクのさばきです。
ウェルカムスピーチ、主賓の挨拶、乾杯の挨拶と冒頭でマイクスタンドを調整したり手渡したりと
スムーズに行う必要があります。慣れてくればなんてことないですがはじめてキャプテンするときはマイクスタンドの
使い方を練習しておきましょう。意外としめたり緩めたり高さ調節に手こずる場合があるからです。
ケーキ入刀の説明

ケーキ入刀もキャプテンが新郎新婦に説明する必要があります。
ケーキのタイミングになれば新郎新婦をケーキ台まで誘導し説明します。
ケーキ入刀説明
それではただいまよりケーキ入刀の説明を致します。
新郎様、右手でナイフをお持ちください。左手は新婦様の腰に当ててください。
新婦様は両手で新郎様の手を覆うようにしてください。
入刀ですがナイフの先端をこの辺りにお願いします。
入刀しましたらしばらくそのままで顔だけいただき
皆様のカメラに笑顔でお答えください。
それでは司会の合図でまいりますので今しばらくおまちください。
どうぞ
お色直し退場、入場の先導

お色直しのタイミングは司会者と料理の進み具合を見ながら決めましょう。
特に大事なのが料理です。何か進行を行う時に導線やゲストの手が止まるので
料理が進みません。きりのいいタイミングで進行にいく必要があります。
一番いいのが進行と進行をつなげることです。
進行いっては歓談と毎回歓談をはさんでいると
トイレやたばこに行く人が増えるため時間ばかり過ぎていきます。
少し待ってもあとで進行を続けていけるのであればそれのほうがいいでしょう。
お色直しの口上は先程と一緒で大丈夫ですが入場してから各卓写真やキャンドルサービスなどあるので
詳細だけを入場前に伝えるようにします。
この時も「私から都度、お声掛けします」と言っておけば
安心感を与えることができます。
ブライダルサービスキャプテンの仕事内容 結び~おひらき
キャプテンの仕事内容結び
- 手紙、花束、贈呈品の用意
- 謝辞のマイク用意
- 送賓の準備
- グッズの片付け
- ご親族のケア
- スタッフとの終礼
手紙、花束、贈呈品の用意

「結び」と言われる進行です。
ここから新郎新婦退場までつづけていくので料理やサービスがすることはすべて済んでいないといけません。
結び中には何も提供できないということです。
ご両親へもこの後の予定についてスタッフからすべて説明しておく必要があります。
新婦の手紙を自分のジャケットのポケットにしまっておいて時間になると新郎新婦を立たせて新婦に手紙を読んでもらいます。
その時にハンカチとマイクを用意します。
手紙を読み終われば花束を持ち親御様の元へ歩いてもらい司会者の合図で
渡してもらう説明をします。
贈呈の説明
只今より花束の贈呈です。ご自身のお母さまにお渡しください。
司会の合図でまいりますのでお母さまの前で少しおまちください。
記念品は後ほどお渡しします。それでは新郎様、新婦様と一列になって
ゆっくりお進みください。
謝辞のマイク用意
ご両家が一列に揃って謝辞を行い新婦の手紙の次に感動的なシーンです。
キャプテンは記念品の贈呈を済ませたあとにすかさずマイクを新郎父の前にセットする必要があります。
謝辞の時にキャプテンがする行動は以下の通りです。
- お父様の前にマイクをセット
- お父様の記念品を預かり下がる
- お父様に記念品を返す
- マイクを新郎様に移す
- 新郎様の謝辞後にマイクを下げる
カメラマンは一番とりたいカットになるので感動の抱き合うシーンなどにキャプテンが写りこまないようにします。
両家がそろったあとは新郎新婦に腕組をしてもらい一緒に退場してもらいます。
送賓の準備
送賓は披露宴会場と別の場所がほとんどです。
キャプテンが新郎新婦、ご両家親御様に向かって締めの言葉をかけるのが望ましいでしょう。
送賓の口上
以上を持ちましてご両家様によりますご結婚ご披露宴をめでたくおひらきとさせていただきます。
本日は誠におめでとうございます。
只今よりお見送りでございます。
軽く一言を持ってお見送りくださいませ。
それではゲストの皆様をご案内してまいります。
グッズの片付け
挙式が結んだらグッズの返却をします。
新郎新婦が使ったアイテムが披露宴会場にあったり余興者が使ったCDなどがよく忘れ物として
残っていることがあるので必ずチェックするようにしましょう。
ご親族のケア
ここまできてもまだ気を抜いてはいけません。ご親族様は留袖やモーニングを着ています。
「留袖は自分で脱ぐとは知らなかった」と言われるのはあるあるです。
着付け室への案内しお帰りになるまではスタッフと共有して気を抜かないようにしましょう。
スタッフとの終礼
披露宴会場のリセット、洗い物のふきあげ、次回の施行のセッティングが済んだら
当日の振り返りをするための終礼をしていると思います。キャプテンが当日の結婚式の振り返りに気づいた点をしフィードバックしましょう。
当日の婚礼キャプテンの仕事まとめ
キャプテンの仕事は言うまでもなく当日の結婚式を円滑に執り行うことです。
リゾートウェディングでないかぎり担当プランナーも当日付き添っていますが、
プランナーが持っている情報はすべて収集し当日にはすべて理解しておくようにしましょう。
一番大事なことは「キャプテンの仕事」にどこまでこだわることができるかです。
時間は進んでいき司会者や音響がいればそれなりの形になりますが、
進行のタイミングが早かった、遅かったなど改善していくと信頼されるキャプテンになります。
是非、「今日は○○さんがキャプテンだから安心だ」というキャプテンを目指してください。
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