英検対策は「単語集を何周もする」「過去問を解く」イメージが強いですが、実は多くの社会人受験者が一次試験で一番点数を落としやすいのが「英作文(ライティング)」です。筆者も英検準1級挑戦時、長文読解や語彙問題はそこそこ解けるのに、ライティングだけ毎回伸び悩んだ経験があります。原因は、「意見を述べる」「論理的につなぐ」ための単語・フレーズのストックが不足していたことでした。
この記事では、英検2級・準1級のライティングで実際に「使える」単語・フレーズを20個、レベル別に厳選してご紹介します。そのまま英作文に組み込める例文つきなので、通勤電車の中でもスマホでサッと読み返せます。
Contents
なぜ単語力よりも「フレーズ力」が合否を分けるのか
英検のライティング採点基準には「内容」「構成」「語彙」「文法」の4項目がありますが、社会人受験者がもっとも伸ばしやすいのが「語彙」と「構成」です。難しい単語を知っているかどうかより、「意見を述べる」「理由を2つ挙げる」「反対意見に触れる」といった論理展開を、決まったフレーズでスムーズに書けるかどうかが点数に直結します。ライティングで使える「型」を持っていないと、本番で手が止まってしまうのはよくあることです。
英検2級レベル:意見を述べるための基本フレーズ10選
まずは2級レベルで必須の、意見表明と理由づけのフレーズです。
- in my opinion(私の意見では)— In my opinion, working from home improves productivity.
- I agree with the idea that ~(〜という考えに同意する)— I agree with the idea that English skills are essential for career growth.
- there are two reasons why ~(〜には2つの理由がある)— There are two reasons why I support this opinion.
- first of all(まず第一に)— First of all, it saves commuting time.
- in addition(さらに)— In addition, it reduces stress for employees.
- for example(例えば)— For example, many companies have already adopted this system.
- as a result(その結果として)— As a result, employee satisfaction has increased.
- on the other hand(一方で)— On the other hand, some people miss face-to-face communication.
- in conclusion(結論として)— In conclusion, I believe the benefits outweigh the drawbacks.
- it is important to ~(〜することが重要だ)— It is important to consider both sides of the issue.
この10個だけでも、意見→理由→具体例→結論という英検ライティングの基本構成を一通り書けるようになります。筆者はこのフレーズ群を手帳に書いて、毎朝の通勤中に声に出して練習していました。
英検準1級レベル:論理展開で差がつくフレーズ10選
準1級になると、単純な意見表明だけでなく「反対意見を認めつつ自分の立場を強める」論理構成が求められます。以下は、採点者に「論理的に書ける」と思わせるフレーズです。
- it is often argued that ~(〜とよく主張される)— It is often argued that remote work reduces team cohesion.
- while it is true that ~, ...(〜は事実だが、…)— While it is true that remote work has drawbacks, the benefits are greater.
- from a long-term perspective(長期的な視点から見ると)— From a long-term perspective, this policy will benefit society.
- this is particularly true in the case of ~(これは特に〜の場合に当てはまる)— This is particularly true in the case of working parents.
- not only ~ but also ...(〜だけでなく…も)— Remote work not only saves time but also lowers costs.
- given that ~(〜を考慮すると)— Given that technology continues to advance, this trend will accelerate.
- it would be unrealistic to assume that ~(〜と考えるのは現実的ではない)— It would be unrealistic to assume that all jobs can be done remotely.
- to a certain extent(ある程度は)— To a certain extent, this concern is justified.
- this raises the question of whether ~(〜かどうかという疑問が生じる)— This raises the question of whether companies are ready for this change.
- taking everything into account(すべてを考慮すると)— Taking everything into account, I support this policy.
特に「while it is true that ~」は、反対意見に触れてから自分の主張に戻る「譲歩構文」で、準1級では高評価につながりやすい型です。筆者も模擬試験でこのフレーズを使い始めてから、採点者コメントで「論理構成が明確」と評価されるようになりました。
社会人受験者が陥りやすい単語選びのNGパターン
添削を受けて気づいた失敗パターンも共有します。多いのが「難しい単語を無理に使い文法が崩れる」ケースです。"utilize"のような硬い単語より、正確に"use"を使いこなす方が評価されます。もう一つは"and"や"so"ばかりで文をつなぐ失敗です。"in addition""as a result""given that"を2〜3種類ローテーションするだけで印象が変わります。英検は「正確に意思を伝えられるか」を見るテストだという点を忘れないようにしましょう。
今日からできる!通勤時間を使った覚え方
フレーズを覚えるコツは、単語カードのように単独で覚えるのではなく、「自分の意見+フレーズ」でセットにして音読することです。
ステップ1〜3:意見を決め、型に当てはめ、音読する
例えば「在宅勤務は良いことだ」という意見を決めたら、In my opinion, ~ / There are two reasons why ~ / In conclusion, ~ の3つの型に当てはめて3文を作り、通勤中に声に出して読みます。これを繰り返すだけで、本番でもフレーズが自然に出てくるようになります。筆者はこの方法で、ライティングの作成時間を10分近く短縮できました。
まとめ
英検2級・準1級のライティングは、単語の難易度よりも「意見を述べ、理由づけ、構成する」フレーズをどれだけ自然に使えるかで点数が決まります。今回紹介した20個は、どれも英作文にそのまま組み込める実践的なものばかりです。まずは2級レベルの10個から覚えて、慣れてきたら準1級レベルに挑戦してみてください。忙しい社会人でも、通勤時間の音読だけで十分に身につけられます。
