リスニングセクションは英検準一級から難易度がグッとあがります。
特にPART2セクションは参考書だけの対策ではなかなか難しいでしょう。
しかし、効果的な対策を取れば確実に合格点を狙えます。
この記事では英検準1級リスニング傾向を徹底分析し、試験でよく出る問題パターンからリスニング力を飛躍的に伸ばす勉強法まで、成功するための秘訣を全て解説します!
また、実際に使えるおすすめの教材や、試験直前の練習法もご紹介します。
これを読めば、準一級リスニング対策がバッチリになります。
今すぐ効果的なリスニング対策を始めて、目標点をクリアしましょう!
筆者の信憑性
英検準1級2024年新形式1発合格達成
Contents
英検準一級リスニングの概要と対策方法
英検準一級リスニング対策ポイント3つ
- リスニング形式を知る
- 難易度を知る
- 事前準備のポイントを把握
それぞれ解説していきます。
英検準一級リスニングの形式とは?
リスニングセクションは3つ
- Part 1:男⼥2⼈の会話
- Part2:難しい文章
- Part3:Real-Life形式
問題形式 | 詳細 | 設問数 | |
PART1 | 会話の内容 一致選択 | 会話の内容に関する質問に答える。 | 12 |
PART2 | 文の内容一致選択 | パッセージの内容に関する質問に答える。 | 12 |
PART3 | Real-Life形式の内容 一致選択 | Real-Life 形式の放送内容に関する質問に答える。 | 5 |
Part2はかなり鬼門です。
英検インフルエンサー1級満点ホルダーの一ノ瀬大先生でも誤答するぐらいです。
試験終了後の受験者の皆さんも終わった瞬間に「リスニングー!」と叫んでいた方も多くいました。
英検の解答速報が出ました!https://t.co/BD6g8F9fo7
自分の成績としては、
・準一級は4問ミス(リスニング No. 1, 22, 23, 25)
・一級は1問ミス(語彙 Q4)
結論、個人的には準1級のリスニングの方が1級より難しかった。
— 一ノ瀬 安 An Ichinose (@Anichinose) June 3, 2024
出題傾向とリスニングの難易度
難しくても出題傾向と難易度をあらかじめ知っておくことで対処ができます。
日々のリスニングの習慣化とポイントをおさえていれば合格点は見えてきます。
試験前に知っておきたい効果的なリスニング力アップの勉強法
英検準一級リスニング対策は付け焼刃的な勉強法では歯が立ちません。
毎日のインプットやネイティブスピーカーの音声を用いた学習法を取り入れる必要があります。
そうすれば着実に力がついてきます。
短期的に実力はつかないものと考えること。
さらに、シャドーイングを活用すれば、音声を正確に聞き取る力が養われます。
それぞれの勉強法を詳しく解説し、リスニング力アップのヒントをご紹介します。
毎日のリスニング練習の習慣化
なんといってもリスニング力を効果的に向上させるには、毎日の練習を習慣化することです。
リスニング力は、日々の積み重ねによって強化されるからです。
少なくとも1日15〜30分、リスニングに集中する固定時間を確保しましょう。
今日はリスニングを2時間したけど、昨日は0だったというのはダメです。
通勤時間や寝る前の隙間時間に環境を整えるのもおすすめです。
聞き流しではなく集中してアクティブに聞くことが大切です。
定期的に耳を英語に慣らすことで、リスニングの負担が軽減し、試験本番でも安定して聞き取れるようになります。
大量の音を聞くしか「英語力」はあがりません。
ネイティブスピーカーの音声を使った学習法
英検準一級リスニングで好成績を目指すには、ネイティブスピーカーの音声を活用するべきです。
YouTubeの英語ニュースやポッドキャストなど、ネイティブスピーカーが話す生の英語に触れるのが手っ取り早いです。
実際の会話のスピードやイントネーションを自然に聞き取る力が養われるため、試験で求められる実用的なリスニングスキルが身につき試験では余裕が生まれます。高地トレーニングみたいなものです。
また時間に余裕がある人は英語字幕付きで海外ドラマで語彙や表現力の向上にもつながります。
仕事終わりや部活帰りの疲れたときは無理に勉強するより海外ドラマに入り込んだほうが効果的です。
難しいリーディングや単語学習は疲れているときは眠くなるので逆効果です。
リスニング力を上げるシャドーイングのコツ
シャドーイングですが、「ボソボソ発声していく方法」はリスニング力を強化に効果的です!
音声をただ真似るのではなく、話者のイントネーションや発音を意識することがポイント。
最初はスクリプトを見ながら行い、慣れてきたらスクリプトなしで挑戦してみると、さらにリスニング力が鍛えられます。
シャドーイングは意味ないという情報をよく耳にしますが続けられない人ほどそのようなことを言います。
シャドーイングは集中力と持続力を要しますが、続けることで本番のリスニング問題でも落ち着いて聞き取る力が身につきます。
本気でシャドーイングに取り組もうとしている方はシャドテンホームページをチェックしてみてください。
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英検準一級リスニングの頻出問題パターンと解き方
英検準一級リスニングセクションはパターン化された問題が多く、出題傾向を理解しておくことで正答率を格段に上げることができます。
会話問題や長文リスニング問題の特徴とそれぞれの解き方、そして聞き取り精度を高めるテクニックについて詳しく見ていきましょう。
会話問題で押さえるべきポイント
会話問題は話者の立場や感情、意見がポイントとして出題されることが多いです。
会話の「流れ」と「ニュアンス」を正確に把握しましょう。
つまり会話をしている映像が頭の中で浮かぶかどうがポイントです!
このタイプの問題を攻略するには、次のポイントを意識してみてください。
冒頭で立場をつかむ
冒頭は集中すること!会話の冒頭では、話者の役割や立場が示されることが多く、ここで「誰が何を意図しているか」を意識することが重要です。例えば、「アシスタントがアドバイスを求めている」「講師が助言している」など、役割をつかむことで次の展開が予想しやすくなり、重要な情報に集中できます。
肯定・否定を見極める
会話の中での「Yes」「No」などの言葉は、解答のヒントとなる意図や感情の表れです。相手の意見に対してどう反応しているか、賛成か反対かに注目し、特に否定的な表現には注意しましょう。肯定的な意見に見せかけて否定的な要素を含む場合もあるため、内容を丁寧に聞き取ることが大切です。
長文リスニング問題の攻略法
長文リスニングは、一度に多くの情報を処理しながら回答しなければなりません。
長文リスニングを攻略するための方法は、以下の通りです。
イントロダクションに集中する
長文リスニング問題では、冒頭のイントロダクション部分に内容の概要が含まれることが多いです。
ここで全体のテーマや話の方向性をつかめます。
どの場面でどの情報が出てくるかが予測しやすくなるので集中しましょう。
いつなんどきも焦せらない!
「段落ごとに一つのポイント」と心得る
長文では各段落ごとにテーマが異なることが多いため、「この段落では何が言われているか」を意識しながら聞くと理解が深まります。
一度聞き逃しても、次の段落でまた新たな情報が出ることがあるので、気持ちをリセットして集中を保つことも大切です。
話の流れを追いながら聞く
特定のフレーズや重要な内容を意識しながら「ストーリーとして内容を頭の中に描く」ことを意識して聞くと、全体の流れがつかみやすくなります。このテクニックに慣れると、内容の記憶が持続しやすくなります。
英検準一級リスニング対策におすすめの教材
英検準1級対策のおすすめ教材は下記の3つです。
英検準1級対策のおすすめ教材
- 英検分野別ターゲット英検準1級リスニング問題改訂版(旺文社英検書)
- 最短合格!英検準1級リスニング問題完全制覇
- 極めろ!英検準1級合格力リスニング
個人的にはオールインワン教材は旺文社の英検®対策問題集のネットドリルがおすすめです。
旺文社の公式ホームページからデジタル教材を試す
英検準一級リスニング試験で避けるべきミス
リスニングは確実にポイントを取りたい重要なパートですが、聞き逃しや焦りからミスをすることも多い部分です。
試験では音声が一度しか流れないため、集中力や冷静さがカギになります。
ここでは、英検準一級のリスニングで避けるべきミスを詳しく解説し、それぞれの対策方法を紹介します。
万全の準備をして、ミスを防ぎ、安定した得点を目指しましょう。
聞き逃しを防ぐための対策法
聞き逃しはリスニング試験で最も多いミスのひとつです。
特に、重要なキーワードや質問の答えが含まれる箇所を逃してしまうと、正しい選択肢が見えなくなることもあります。
聞き逃しを防ぐためには、先に問題文や選択肢に目を通し、どこに集中すべきか意識しておくことが重要です。
例えば、登場人物の意見や立場を問われる問題では、話者が特定の内容についてどう感じているかに注目しながら聞きましょう。
また、リスニングの最初に設けられる「指示」の時間を使って、各設問で確認すべき要点をしっかり押さえておくと、聞き逃しを予防しやすくなります。
選択肢に惑わされないコツ
英検準一級のリスニング試験では、選択肢が意外とトリッキーで、似た表現や紛らわしい答えが並ぶことが少なくありません。
選択肢に惑わされないためには、あらかじめ全ての選択肢をざっと確認し、意図的に不正解となる部分や言い回しに注意すると良いでしょう。
例えば、選択肢に「always」「never」など極端な言い回しが含まれている場合、実際には正答ではないことが多いです。また、話の流れを把握し、文脈上で不自然な選択肢がないか意識することも、間違いを防ぐコツです。迷った場合は、再度問題文を確認し、冷静に選ぶことが大切です。
時間配分を間違えないためのヒント
効果的な時間配分をするには、まずは各問題にどの程度の集中力を費やすか決めておき、深追いしすぎないことがポイントです。
また、リスニングの設問を一通り読んだ後に、「時間を気にしすぎず、次の問題へ進む」という姿勢で臨むことも有効です
。各設問の終了後に、次の問題に気持ちを切り替え、リセットするようにしましょう。
リスニング試験のペースを掴むための練習法
英検準一級リスニング試験では、速い英語を聞きながら冷静に回答するペース配分が求められます。
聞き逃しなくリズムよく進めるためには、試験と同じようなペースでの練習が効果的です。
ここでは、リスニング力を鍛えつつ、試験で慌てないための練習法やタイムマネジメントテクニックを紹介します。
これらを実践して、試験本番でも自信を持ってリスニングに臨みましょう。
速いスピードで話される英語に慣れる方法
英検に限った話しではないですが、ネティブのスピードはもっともっと早いしクセがあります。
英検準1級にまでなるとクセはないもののスピードは上がってきます。
なので、日ごろからスピードに慣れておく必要があります。
まずは、自分のリスニング力より少し早めの音声を意識して取り入れると良いでしょう。
例えば、YouTubeやポッドキャストの再生速度を1.25倍や1.5倍に設定し、ネイティブスピーカーの会話を毎日少しずつ聞く習慣をつけることで、耳が自然と速い英語に慣れていきます。
最初は難しく感じるかもしれませんが、定期的に練習することで、標準スピードの音声がゆっくり聞こえるようになり、試験でも余裕が持てるようになります。
ペースを保つためのタイムマネジメントテクニック
リスニング試験では、音声が一度しか流れないため、時間配分を意識したリスニングが重要です。
コツは「一問一答ごとに区切りをつける意識を持つ」こと**です。
各問題を解くときに、次の音声が流れる前に一呼吸入れて集中をリセットする習慣をつけます。
また、タイムプレッシャーに負けないために模擬試験などで本番同様の制限時間内でリスニングを繰り返し解きましょう。
こうすることで、ペースを見失わずに冷静に進める力が身につきます。
音声の繰り返し再生を活用した練習法
リスニング力を確実に鍛えるには繰り返し再生し、内容を完全に聞き取れるまで練習することです。
1回目は音声だけに集中し、2回目でわからなかった部分を確認、3回目には聞き取った内容をノートにまとめてみましょう。
こうした繰り返し再生とアウトプットを組み合わせることで、音声に含まれる重要なフレーズや言い回しが定着しやすくなります。
この繰り返しが速いペースの音声も自然に聞き取れるようになるでしょう。
実際の試験に向けたリスニングの模擬練習テクニック
リスニング力を効果的に高めるには、実際の試験を想定した模擬練習が欠かせません。
模擬試験を活用した練習では、本番に近い環境でのリスニングスキルを鍛えられるだけでなく、自分の弱点も把握しやすくなります。
模試を使ったリスニング力向上法、試験環境のシミュレーション方法、そしてフィードバックの活用方法について解説します。
模擬試験では、リスニング問題を時間内に解き切る練習をし、問題形式や出題傾向に慣れることが重要です。
模試を定期的に行い、自分の得点や理解度の変化をチェックすることで、確実にリスニング力が向上していきます。
また、模試の結果を分析し、特に間違えやすいタイプの問題を重点的に復習することで、苦手分野を集中的に強化できます。試験形式になれることで、実際の試験でも安心して臨めるようになります。
実際の試験環境をシミュレーションする方法
リスニング力を本番レベルまで引き上げるには、実際の試験環境をできるだけ忠実に再現して練習することがポイントです。
試験と同じ静かな場所や時間帯で練習し、音声も一度きりしか再生しないように設定して、本番さながらの緊張感を体験しましょう。
リスニング試験中に許される程度の短いメモを取る練習をしておくと、実際の試験で要点を漏らさず答えやすくなります。
練習で出来ないことは本番でできないです。いつもしていないことを本番で行うのはやめましょう。
模擬試験の結果を次回に活かすフィードバック方法
模擬試験は、結果を次回に生かすためのフィードバックが何より重要です。
模試の後には、間違えた問題の原因を突き止め、「なぜ間違えたのか」を分析することから始めましょう。リスニングの中で聞き取れなかった音声の部分や、解答に迷った選択肢をメモし、復習の際に再確認します。
また、定期的に模試のスコアを記録し、リスニング力の伸びを可視化することも励みになります。こうしたフィードバックと復習を重ねることで、自分にとって効果的なリスニング対策が明確になり、次の試験に向けて着実に準備を進められます。
効果的な勉強法と頻出パターンを徹底解説のまとめ
最後まで読んでくれてありがとうございます。
効果的な勉強法をまとめています。
- リスニング力アップのための基礎練習
- 毎日のリスニング練習の習慣化
- 日々の15〜30分のリスニングで耳を英語に慣らす。
- 通勤時間や隙間時間を活用して「聞き流し」ではなく「集中リスニング」。
- 速いスピードで話される英語に慣れる
- YouTubeやポッドキャストの再生速度を1.25〜1.5倍に設定して練習。
- ネイティブの自然な会話スピードに触れることで、聞き取る力を鍛える。
- シャドーイング
- 文章のイントネーションや発音を意識しながら音声を真似る。
- 慣れてきたらスクリプトなしで挑戦し、耳と口の連動を強化。
- 毎日のリスニング練習の習慣化
- リスニング試験の模擬練習テクニック
- 模試を活用した練習
- 模試形式で時間内に問題を解き、試験と同じ形式に慣れる。
- 得点や理解度を定期的に確認し、弱点を復習。
- 試験環境のシミュレーション
- 試験と同じ静かな環境で練習し、音声も一度きり再生。
- タイマーを使って時間を管理し、本番を意識した集中力を鍛える。
- 模試結果のフィードバック
- 間違えた問題の原因を分析し、次回の対策に反映。
- 自分のスコアを定期的に記録し、リスニング力の伸びを可視化。
- 模試を活用した練習
頻出パターンとその対策
頻出パターン | 対策方法 |
---|---|
聞き逃し | 問題文・選択肢を事前に読み、集中すべき箇所を意識 |
選択肢の紛らわし | 極端な表現("always"、"never"など)に注意し、文脈に合うかどうか冷静に判断 |
時間配分ミス | 各問題を解いた後にリセットし、次に進む意識で進行 |
速いスピードの音声 | 再生速度を上げた練習で耳を慣らし、リスニングのスピード感に対応 |
集中力が切れる | 模試と同じ環境を再現し、本番で使う集中力やリズムを体に覚えさせる |
内容理解の深さ | シャドーイングと繰り返し再生で内容を聞き取り、重要なフレーズや表現を反復して定着させる |
英検準1級の合格をつかみとりましょう。