Contents
海外の同僚から結婚式に招待されて、言葉が出てこなかった話
数年前、海外支社から来ていた同僚のアメリカ人エンジニアに「今度結婚するんだけど、式に来てくれない?」と声をかけられたことがあります。二つ返事でOKしたものの、招待状への返信(RSVP)の書き方も、お祝いカードに何を書けばいいのかも、当日テーブルで何を話せばいいのかも、恥ずかしながらまったく分かりませんでした。
このブログでは結婚式場スタッフ向けや、祝辞を頼まれたときのフレーズはすでに紹介してきましたが、今回は「主役ではなくゲストとして参加する」という、実は一番遭遇しやすいシチュエーションに絞って解説します。社会人になると、海外赴任先の同僚や国際結婚をした友人の式に招かれる機会は意外と多いものです。今のうちに押さえておきましょう。
招待状への返信(RSVP)で使える英語フレーズ
海外では招待状に「RSVP by October 20」のように返信期限が明記されていることがほとんどです。RSVPはフランス語の"répondez s'il vous plaît"(ご返答をお願いします)の略で、出欠の連絡はメールやメッセージで済ませるのが一般的です。
出席する場合
- Thank you so much for the invitation. I would be delighted to attend.(ご招待ありがとうございます。ぜひ出席させていただきます)
- I'm so happy for you both. Count me in!(お二人のこと、本当に嬉しいです。もちろん参加します!)
欠席する場合
- I'm terribly sorry, but I won't be able to make it due to a prior commitment.(大変申し訳ないのですが、既に先約があり出席できません)
- I wish I could be there to celebrate with you. I'll be thinking of you on the day.(お祝いに駆けつけられず残念です。当日は気持ちだけでも一緒にいます)
ここで覚えておきたいのは、"Congratulations"の前に一言クッション言葉を入れるだけで文章が格段に自然になるという点です。社会人のビジネスメールでも使う"I would be delighted to"は、結婚式の返信でも非常に重宝するフレーズなので、セットで覚えてしまいましょう。
お祝いカード・祝福メッセージの書き方
海外の結婚式では、ご祝儀袋ではなくカード(Greeting Card)にメッセージを添えて渡すのが定番です。関係性によって文面を変えると、より気持ちが伝わります。
同僚・ビジネス関係者向け
- Congratulations on your wedding! Wishing you both a lifetime of happiness and success.(ご結婚おめでとうございます。お二人の人生に幸せと成功がずっと続きますように)
- It's been a pleasure working with you. I wish you and your partner all the best as you start this new chapter.(一緒に働けて光栄でした。新しい人生の章を迎えるお二人に、心からの祝福を)
親しい友人向け
- I'm beyond happy for you two. May your marriage be filled with love, laughter, and endless adventures.(本当に嬉しいよ。これからの結婚生活が愛と笑いと冒険であふれますように)
- Here's to a lifetime of love! Congratulations, you two make such a perfect match.(これからの人生に愛を!おめでとう、本当にお似合いの二人だね)
日本語の「おめでとうございます」はほぼ一本調子ですが、英語のお祝いメッセージは関係性で語彙が大きく変わります。特に"wishing you"や"may your..."で始める構文は、フォーマルな場でもカジュアルな場でも幅広く応用できるので、この2パターンだけでも覚えておくと安心です。
日本の「ご祝儀」を外国人ゲストに説明するときの英語
立場が逆になり、海外から来たゲストに日本の結婚式の習慣を説明する場面もあります。「ご祝儀」は単純に"gift money"と訳すだけでは伝わりにくい文化なので、以下のような説明が便利です。
- In Japan, guests usually give cash as a wedding gift instead of a physical present. It's called "goshugi."(日本では結婚式に物ではなく現金を贈るのが一般的で、これを「ご祝儀」と言います)
- The money is put into a special decorative envelope called "shugi-bukuro."(そのお金は「祝儀袋」という特別な装飾付きの封筒に入れます)
単語を並べるだけでなく、"It's called..."のような説明構文とセットで練習しておくと、とっさの場でも詰まらずに話せます。
披露宴のテーブルトークで使える英会話フレーズ
結婚式で一番緊張するのは、実は式そのものより披露宴中の歓談タイムではないでしょうか。初対面のゲストと英語で何を話せばいいのか悩む方のために、使い回しやすい鉄板フレーズをまとめました。
話しかける・自己紹介
- How do you know the bride/groom?(新婦/新郎とはどんなご関係ですか?)
- I work with Mike at the Tokyo office. How about you?(東京オフィスでマイクと一緒に働いています。あなたは?)
話を広げる・褒める
- The bride looks absolutely gorgeous today.(今日の新婦、本当に素晴らしいですね)
- I've never had food this good at a wedding before.(こんなに美味しい料理が出る結婚式、初めてです)
会話が途切れそうなときの救世主は、"..., isn't it?"のような付加疑問文です。相手に自然と返答を促せるので、会話のキャッチボールが続きやすくなります。
乾杯の一言を求められたときのミニフレーズ
テーブル単位で一言ずつ乾杯コメントを求められるカジュアルな場面もあります。長い祝辞は不要で、次のような短いフレーズで十分です。
- To the happy couple — cheers!(お二人に乾杯!)
- Let's raise a glass to many more years of happiness.(これからも幸せが続きますように)
まとめ
結婚式のゲストとして必要な英語は、実はスピーチや司会のように難しい表現を使う必要はなく、RSVPの返信、お祝いカードの一文、テーブルトークの相づち程度で十分乗り切れます。ポイントは、フォーマルな場面用の定型フレーズを2〜3個、カジュアルな会話用の付加疑問文を1〜2個、それぞれ丸ごと覚えてしまうことです。次に海外の同僚や友人から結婚式に招待されたときは、この記事を見返して、自信を持って「Congratulations」の一言から会話をスタートしてみてください。
