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「英字新聞を読んで英語力を伸ばしたいけど、最初の1本で挫折した」という相談を、後輩からよく受けます。実は私自身も、英検準1級を取った後に「もっと生きた英語に触れたい」と思って英字新聞に手を出し、最初の数週間は見出しすら読み切れずに積読になった経験があります。そこで私が結局続けられたのが、学習者向けに作られた週刊英語新聞「The Japan Times Alpha(ジャパンタイムズアルファ)」でした。今回は、このアルファに毎週載っている人気連載コーナーを8つに絞って紹介しながら、社会人が無理なく続けられる読み方のルーティンを解説します。
Contents
ジャパンタイムズアルファとは
ジャパンタイムズアルファは、株式会社ジャパンタイムズが発行する英語学習者向けの週刊英字新聞で、毎週金曜日に発行、1号あたり24〜32ページ程度の構成です。一般の英字新聞と違い、記事ごとに「EASY(初級)」「INTERMEDIATE(中級)」「ADVANCED(上級)」「ALL LEVELS(全レベル)」の難易度タグが付き、難しい単語には日本語の語注が添えられています。TOEIC600点台から英検準1級レベルの社会人まで、自分の実力に合わせて記事を選べるのが最大の特徴です。
社会人に人気の連載コーナー8選
アルファには毎号たくさんのコーナーがありますが、忙しい社会人がまず押さえておきたいものを8つ紹介します。
1. For Beginners(初心者向け)
文法・語彙ともにやさしいレベルで書かれた記事です。英字新聞に慣れていない人はここから始めるのがおすすめです。
2. Small Talk About News
その週のニュースを、雑談のような口語調で紹介するコーナーです。たとえば"Have you heard about...?"のような切り出し方を覚えると、職場での世間話にも応用できます。
3. In the Workplace
オフィスでそのまま使える表現を扱うコーナーです。"Could you walk me through this report?"(この報告書について説明してもらえますか)のような、報告・相談シーンの定番表現が拾えます。
4. Describe This!
写真や状況を英語で説明する練習ができるコーナーで、英会話のアウトプット力を鍛えたい人に向いています。
5. Life as an Expat
海外赴任中の会社員によるエッセイ風コラムです。異文化での仕事の苦労話が多く、海外出張や赴任を控えた社会人の支持が高いコーナーです。
6. Essay / TOEICテスト Reading Section徹底演習
TOEIC対策を意識した読み物と演習がセットになっています。長文に慣れていない人は、まずEssayで語彙を増やし、演習コーナーで設問形式に慣れるという順番がおすすめです。
7. Business Spotlight・Business Terms
企業の取り組みや経済用語を解説するコーナーです。"supply chain"(サプライチェーン)、"workforce"(労働力)、"merger"(合併)など、ビジネス英会話で頻出する単語がまとまって出てくるので、単語リストとして書き出しておくと後で復習しやすくなります。
8. The Art of Email Writing
ビジネスメールの書き方に特化したコーナーで、"I am writing to follow up on..."(〜についてフォローアップのためご連絡しています)のような定型表現をそのまま仕事で使えます。
挫折しないための読み方ルーティン
私が実際に続けられたのは、次の3ステップに固定したからです。
- ①まず自分のレベルより1段階やさしいタグの記事を1本選ぶ(ADVANCEDから始めない)
- ②語注がついた単語だけを3つノートに書き出す(全部覚えようとしない)
- ③翌日の通勤中に、書き出した単語を使って1文だけ自分で英作文する
この③が地味に効果的で、"supply chain"を覚えた翌日なら"Our supply chain was affected by the weather."のように、自分の仕事に関連づけて1文作るだけで定着率が大きく変わります。
Business Spotlight・Business Termsで拾える単語10選
実際に私がノートに書き出して使い回している単語を10個紹介します。知っている単語でも、例文とセットで覚え直すと記事の理解スピードが上がります。
- supply chain(サプライチェーン) — Our supply chain was disrupted by the storm.(嵐でサプライチェーンが混乱しました)
- workforce(労働力) — The company plans to expand its workforce next year.(来年、労働力を拡大する計画です)
- merger(合併) — The merger was approved by both boards.(合併は両社の取締役会で承認されました)
- subsidiary(子会社) — Their subsidiary in Asia posted strong growth.(アジアの子会社は好調な成長を記録しました)
- revenue(収益) — Revenue grew by double digits this quarter.(今四半期の収益は二桁成長しました)
- layoff(人員削減) — The layoffs affected several departments.(人員削減は複数の部署に影響しました)
- stake(出資・利害関係) — The investor holds a 10% stake in the firm.(その投資家は10%の株式を保有しています)
- tariff(関税) — New tariffs could raise import costs.(新しい関税で輸入コストが上がる可能性があります)
- regulation(規制) — Stricter regulations are expected next year.(来年はより厳しい規制が予想されます)
- forecast(予測) — Analysts revised their forecast downward.(アナリストは予測を下方修正しました)
これらは、Business SpotlightやBusiness Termsのコーナーで繰り返し登場する語彙です。1記事につき3語に絞って拾っていけば、1ヵ月でも30語前後が無理なく積み上がります。
紙版とデジタル版、どちらが続けやすいか
通勤中心の生活ならデジタル版、週末にまとめて読むならページを自由にめくれる紙版が向いています。初めて試す場合は、気になったコーナーから無理なくつまみ読みできるよう、購読プランを確認してみるのがよいでしょう。詳しい号ごとの構成やプランはジャパンタイムズアルファの詳細はこちらから確認できます。
まとめ
ジャパンタイムズアルファは、レベル別タグと語注のおかげで「英字新聞は難しそう」という不安を最小限にできる教材です。まずはFor BeginnersかSmall Talk About Newsから1本だけ読んでみて、気に入ったコーナーを自分のルーティンに組み込んでいくのが、社会人が無理なく続けるコツです。
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