「友人の結婚式で受付をお願いされたんだけど、ゲストが外国人で……」「余興の司会、英語で挨拶しなきゃいけない」——社会人になると、こうした場面は意外と多く訪れます。筆者自身、同僚の国際結婚の二次会で受付と乾杯の挨拶を英語で任された経験があり、直前になって慌ててフレーズを調べた記憶があります。本記事では、結婚式の「受付」「余興」「乾杯の挨拶(トースト)」という3つの場面に絞り、現場でそのまま使える英語フレーズを30個厳選してご紹介します。TOEIC600〜800点台、英検準2級〜2級くらいの方であれば、今日覚えてすぐ使える表現ばかりです。
Contents
受付(Reception)で使える英語フレーズ
受付は、ゲストが会場に入ってまず話しかける相手です。緊張して声が小さくなりがちですが、笑顔とはっきりした発音を意識しましょう。
- Welcome! Thank you so much for coming today.(本日はお越しいただきありがとうございます)
- Could you please sign the guest book?(ゲストブックにご記帳をお願いできますか)
- Here's your seat card. Table 5 is this way.(こちらが席札です。5番テーブルはこちらです)
- May I take your coat?(コートをお預かりしましょうか)
- The reception will begin at 6 p.m. in the main hall.(披露宴は午後6時からメインホールで始まります)
- Please help yourself to a drink while you wait.(お待ちの間、お好きな飲み物をどうぞ)
- I'm sorry, could you say that again? I want to make sure I get your name right.(すみません、もう一度お願いできますか。お名前を正確に伺いたいので)
- Congratulations on being invited as a special guest!(特別な招待客としてお越しいただき、おめでとうございます)
特に3つ目のように「席札+テーブル番号+方向」をセットで伝えると、ゲストが迷わず着席できます。聞き返すときに焦って黒目をそらさず、"Could you say that again?" とゆっくり聞き直す姿勢も大切です。
余興(Entertainment)の司会・アナウンスで使えるフレーズ
余興の司会は、進行をスムーズに見せるための「つなぎ言葉」が勝負です。以下は実際の披露宴アナウンスでそのまま使える表現です。
開始前の呼びかけ
- Ladies and gentlemen, may I have your attention, please?(みなさま、少々お時間よろしいでしょうか)
- Now, it's time for a special surprise for the happy couple!(さて、新郎新婦へのサプライズの時間です)
- Let's give a big round of applause for our next performers!(次のパフォーマーに盛大な拍手をお願いします)
進行中の盛り上げ
- Please enjoy the show, and feel free to clap along!(どうぞショーをお楽しみください。手拍子も自由にどうぞ)
- Can everyone see the screen okay? Great, let's begin.(皆さん、スクリーンは見えていますか?では始めましょう)
- That was amazing, wasn't it? Let's hear it one more time!(素晴らしかったですね。もう一度拍手をお願いします)
英語の司会で一番つまずきやすいのは「間」の作り方です。日本語の司会よりも一文を短く切り、ポーズ(間)をしっかり取ることで、聞き取りやすく堂々とした印象になります。
乾杯の挨拶(Toast)で使えるフレーズ
乾杯の挨拶は一番緊張する場面ですが、構成は「①お祝いの言葉→②新郎新婦との関係→③一言エピソード→④乾杯の呼びかけ」の4ステップで覚えると驚くほど話しやすくなります。
- On behalf of everyone here, I'd like to propose a toast.(この場にいる皆を代表して、乾杯の挨拶をさせていただきます)
- I've known the groom since our college days, and I can honestly say I've never seen him this happy.(新郎とは大学時代からの知り合いですが、彼がこんなに幸せそうな姿は見たことがありません)
- May your marriage be filled with laughter, love, and endless adventures.(お二人の結婚生活が笑いと愛、そして尽きない冒険に満ちたものになりますように)
- Please raise your glasses. To the bride and groom—cheers!(グラスをお上げください。新郎新婦に——乾杯!)
- Here's to a lifetime of happiness together.(お二人のこれからの人生に幸せが続きますように)
原稿は丸暗記するのではなく、上記4ステップの「見出し」だけをメモに書いて持つのがおすすめです。一字一句覚えようとすると緊張で飛んでしまいますが、流れだけ押さえておけば自分の言葉で話せます。
場面ごとに求められる英語のトーンや長さは異なります。以下の表で整理しておきましょう。
| 場面 | 話す長さの目安 | 鉄板の一文 |
|---|---|---|
| 受付 | 1〜2文、短く明確に | Here's your seat card. Table 5 is this way. |
| 余興司会 | 2〜3文、テンポよく | Let's give a big round of applause! |
| 乾杯の挨拶 | 30秒〜1分、4ステップ構成 | Please raise your glasses. Cheers! |
練習のコツ:前日までにやっておきたいこと
筆者が実際にやって効果があった練習方法は、スマホのボイスメモで本番想定の原稿を録音し、翌日に聞き返すことです。自分では気づかない「えーと」「あの」といったフィラーワードが驚くほど見つかります。また、乾杯の挨拶のような改まった場面では、"I'd like to" や "On behalf of" のような少し硬めの表現を使うと、カジュアルになりすぎず締まった印象を与えられます。逆に余興の司会では "Let's" や "Can everyone..." のような親しみやすい表現を多用した方が、場の空気が和みます。同じ英語でも、場面によって硬さを調整する意識を持つと、グッと「できる人」に見えますよ。
まとめ
結婚式での英語対応は、身構えすぎると余計に緊張してしまいます。今回ご紹介した30のフレーズは、どれも短く、覚えてすぐ使えるものばかりです。受付なら「案内+確認」、余興なら「呼びかけ+拍手」、乾杯なら「4ステップ構成」というパターンを頭に入れておけば、当日は自信を持って役割を果たせるはずです。次に結婚式で英語を使う場面が訪れたら、ぜひこの記事を見返してみてください。
