「TOEICのスコアを上げたいけど、参考書を開く時間すら取れない」。社会人になってから英語学習を続けていると、こんな壁に何度もぶつかります。私自身、営業職で出張や会議が続く時期は机に向かう余裕がなく、結局スキマ時間にスマホで学習できるアプリに頼ることで、なんとかTOEICスコアを伸ばしてきました。今回は数あるTOEIC対策アプリの中から、実際に使い込んでいる「abceed(アブシード)」「スタディサプリTOEIC対策コース」「Santaアルク」の3つを、料金・機能・向き不向きの観点で徹底比較します。アプリ選びで遠回りしたくない方の参考になれば幸いです。
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今回比較する3つのTOEIC対策アプリ
abceed(アブシード)
abceedは市販のTOEIC公式問題集や人気参考書と連携し、紙の教材をデジタルで解き直せるのが最大の特徴です。解いた問題の正答率からAIが実力を分析し、苦手分野を自動でレコメンドしてくれるため、「次に何を勉強すればいいか分からない」という悩みが解消されます。通勤電車の中で参考書を開かずに復習できる点は、カバンを軽くしたい社会人にとって地味に効きます。
スタディサプリTOEIC対策コース
リクルートが提供する老舗サービスで、1回あたり約5分の講義動画が580本以上そろっているのが強みです。文法を基礎から学び直したい人や、独学だと説明を読んでも理解できなかった文法項目がある人に向いています。ディクテーション(聞き取った英文を書き取る練習)とシャドーイング教材がそれぞれ1,000問以上収録されており、リスニング強化を本気でやりたい人にはこちらが刺さります。
Santaアルク
AIがチャット形式で質問に答えてくれたり、受験者の解答傾向から予測スコアを算出してくれるのが特徴のアプリです。参考書を読むのが苦手で「とにかく問題を解きながら覚えたい」というタイプの学習者に向いており、ゲーム感覚で学習を続けられる設計になっています。
料金プラン徹底比較
3つのアプリは無料プランの範囲と有料プランの価格設計がかなり異なります。契約前に必ず確認しておきたいポイントを表にまとめました。
| アプリ名 | 代表的な料金 | 無料でできること |
|---|---|---|
| abceed | Proプラン月額3,300円(年額23,800円)。3日間は有料機能を無料体験可能 | 音声のダウンロード・再生、倍速再生、自動採点、学習時間の計測 |
| スタディサプリTOEIC | 月額プラン3,278円。12ヶ月パックなら月あたり2,728円。7日間無料体験あり | 無料体験期間中はフル機能を試用可能(体験後は有料のみ) |
| Santaアルク | 3か月プラン29,700円、6か月プラン49,800円(スコア保証付き) | AI予測スコアの算出、文法講義動画、学習履歴の確認が無料 |
私の実感としては、abceedとスタディサプリは月々3,000円前後で継続しやすく、Santaアルクはまとまった金額を払う代わりに「スコア保証」で自分を追い込みたい人向けという棲み分けです。年払いにすると月あたりの単価が下がるアプリが多いので、3か月以上続ける自信があるなら年間契約を検討する価値があります。
こんな人にはこのアプリがおすすめ
私が同僚や後輩に相談されたときの判断基準を共有します。
- 「手元にTOEIC公式問題集や単語帳がある」→ abceedで教材を取り込んで解き直すのが効率的です
- 「文法に自信がなく、基礎から体系的に学び直したい」→ スタディサプリの講義動画が丁寧です
- 「参考書を読むのが苦痛で、とにかく問題演習で覚えたい」→ Santaアルクのアダプティブ出題が合っています
- 「スコア600点台から800点台を本気で目指し、期限も決まっている」→ Santaアルクのスコア保証プランで自分を追い込むのも一案です
スキマ時間で効果を出すための使い方
アプリはインストールしただけでは意味がありません。私が実践して効果があった使い方を3つ紹介します。
1. 通勤時間はリスニング、昼休みは文法に分ける
満員電車で参考書を開くのは現実的ではありませんが、イヤホンでのシャドーイングやディクテーションなら片手で完結します。例えば次のようなPart3・4で頻出の表現を、通勤中に音読だけでも続けると定着が早くなります。
- I was wondering if you could send me the revised proposal by tomorrow.(修正版の企画書を明日までに送っていただけますか)
- Due to a scheduling conflict, the meeting has been moved to next Thursday.(予定が重なったため、会議は来週木曜日に変更されました)
- Could you walk me through the new reimbursement process?(新しい経費精算の流れを説明していただけますか)
2. 間違えた問題だけを週末にまとめて復習する
abceedやSantaアルクはAIが弱点を記録してくれるので、平日は解きっぱなしにして、週末にまとめて「間違えた問題だけ」を復習する運用が時短になります。1問ずつ復習するより、同じ文法項目をまとめて見直したほうが記憶に残りやすいというのが実感です。
3. 模試機能は本番1か月前から使う
普段からオンライン模試を解くと時間がかかりすぎて続かなくなるため、模試機能は本番の1か月前から週1回のペースで使うのがおすすめです。時間配分の感覚を本番直前に調整するイメージで取り入れると、普段の学習と両立しやすくなります。
まとめ
abceed・スタディサプリTOEIC対策コース・Santaアルクは、それぞれ「教材連携」「体系的な講義」「AIによる出題とスコア保証」という異なる強みを持っています。まずは無料プランや無料体験期間で自分の学習スタイルに合うかを試し、続けられそうなものに絞って課金するのが遠回りせずにスコアを伸ばすコツです。忙しい社会人こそ、スキマ時間を無駄にしないアプリ選びが得点アップへの近道になります。
