英語の勉強を一生懸命頑張っているのに、ネイティブの会話がなかなか聞き取れない…。
そんな経験はありませんか?
長文読解やリスニング、単語暗記に力を入れているのに、会話になるとつまずいてしまう。
実はその原因、イディオムを知らないことかもしれません!
イディオムはネイティブの日常会話やドラマで頻繁に使われる表現の宝庫です。
特に人気海外ドラマ『SUITS』は、実践的なイディオムの宝庫です。
このドラマで使われる表現を理解することで、英語力だけでなくドラマの楽しみ方もぐっと広がります。
この記事では、『SUITS』のセリフを通して、覚えておくと便利なイディオム10選と法律用語を詳しく解説します。
ネイティブの英語に一歩近づきたい方、ドラマの世界をもっと楽しみたい方は、ぜひ最後までお読みください!
Contents
- 1 By the Book: SUITSで学ぶ“きっちりルールを守る”英語表現
- 2 Plea Bargain: SUITSで学ぶ“司法取引”の英語とその使い方
- 3 The Ball is in Your Court: SUITSで学ぶ“次は君の番だ”を表す英語表現
- 4 Play Hardball: 『SUITS』で学ぶ“強気でいく”英語フレーズ
- 5 On the Same Page: 『SUITS』で覚える“意見が一致している”表現
- 6 Cut Corners: 『SUITS』に登場する“手を抜く”ネイティブ表現
- 7 Throw in the Towel: SUITSのセリフから学ぶ“諦める”ネイティブ表現
- 8 Think Outside the Box: SUITSで学ぶ“型にはまらない発想”の英語表現
- 9 Devil’s advocate
- 10 Settle out of court
- 11 最後に豆知識!
By the Book: SUITSで学ぶ“きっちりルールを守る”英語表現
意味: 規則や法律に従って行動すること。
キャラクター: ハーヴィー・スペクター
セリフ例:
- "If you want to win this case, you have to do it by the book."
(この裁判に勝ちたいなら、ルール通りに進めないといけない。)
法律やビジネスの場面で「手続き通りに行う」ことを指します。ハーヴィーはこのセリフを言うことは少ないですが、相手が「抜け道」を使う場合に牽制として使います。
Plea Bargain: SUITSで学ぶ“司法取引”の英語とその使い方
意味: 刑事事件で、被告が罪を認める代わりに、検察側が刑を軽くする合意。
キャラクター: マイク・ロス
セリフ例:
- "We don’t have the evidence to win, so we should go for a plea bargain."
(証拠が足りないから、司法取引を提案すべきだ。)
ドラマではマイクが弁護を担当した際、弱い立場のクライアントを守るために提案することがあります。刑事事件でよく使われる用語です。
The Ball is in Your Court: SUITSで学ぶ“次は君の番だ”を表す英語表現
意味: 主導権があなたにある。次にどうするかはあなた次第。
キャラクター: ジェシカ・ピアソン
- "I’ve given you everything you need. The ball is in your court now."
(必要なものは全て渡したわ。次にどう動くかはあなた次第よ。)
元々はテニスから来た表現で、法律事務所内の交渉や会話でよく使われます。ジェシカの冷静で的確な指示を表すフレーズです。
Play Hardball: 『SUITS』で学ぶ“強気でいく”英語フレーズ
意味: 強硬な姿勢で臨む、厳しい手段を取る。
キャラクター: ルイス・リット
- "If they think we’re going to settle, they don’t know we’re ready to play hardball."
(もし彼らが示談で終わると思っているなら、俺たちが本気を見せる覚悟だって知らないんだろう。)
ルイスは特に交渉で相手を威圧したり、強硬手段を取る場面が多いです。この表現は、そんなルイスの性格をよく表しています。
On the Same Page: 『SUITS』で覚える“意見が一致している”表現
意味: 意見や考えが一致していること。
キャラクター: ドナ・ポールセン
- "Before we present to the client, we need to make sure we’re on the same page."
(クライアントに説明する前に、私たちの意見を一致させる必要があるわ。)
ドナはこの表現をよく使い、チームの連携を重視していることが伺えます。
Cut Corners: 『SUITS』に登場する“手を抜く”ネイティブ表現
意味: 手抜きをする、コストや手間を省く。
キャラクター: ハーヴィー・スペクター
- "We don’t cut corners at Pearson Specter."
(ピアソン・スペクターでは手を抜くことはしない。)
この表現は特に「品質や倫理を犠牲にする」というネガティブな意味で使われます。ハーヴィーのプロ意識を感じるフレーズです。
Throw in the Towel: SUITSのセリフから学ぶ“諦める”ネイティブ表現
意味: 誰かを犠牲にして自分を守る。
キャラクター: マイク・ロス
- "I can’t believe he threw me under the bus in front of Jessica."
(彼がジェシカの前で僕を犠牲にするなんて信じられない。)
『SUITS』ではこの表現が人間関係の葛藤を描く場面でよく使われます。
Think Outside the Box: SUITSで学ぶ“型にはまらない発想”の英語表現
意味: 型にはまらない、創造的な考えをする。
キャラクター: ハーヴィー・スペクター
- "We can’t win this case by following the rules. It’s time to think outside the box."
(この裁判に勝つにはルール通りじゃダメだ。発想を変えよう。)
ハーヴィーの得意技である「型破りな解決策」を示すフレーズです。
Devil’s advocate
意味: あえて反対意見を述べる人。
キャラクター: ルイス・リット
- "Let me play devil’s advocate here. What if we’re wrong?"
(ちょっと反対意見を述べさせてくれ。もし間違っていたらどうする?)
議論を活性化させるために意図的に反対意見を述べる場合に使います。
Settle out of court
意味: 裁判外で和解する。
キャラクター: ジェシカ・ピアソン
- "We can avoid the trial if we settle out of court."
(裁判を避けるなら、法廷外で和解するのが得策よ。)
法律ドラマでは頻出の用語で、クライアントの負担軽減を目的に提案されることが多いです。
英語の勉強は、楽しく続けるのが一番!この記事をブックマークして、気になるイディオムを繰り返し復習することで、確実に身につけていきましょう。
最後に豆知識!
1. Lawyer vs. Attorney vs. Counsel
- Lawyer と Attorney はしばしば同じ意味で使われますが、厳密には少し違いがあります。
- Lawyer は法的知識がある人全般を指し、Attorney はその知識を使って依頼人を法的に代理する人を指します。
- Counsel は弁護人や顧問弁護士を指すことが多いですが、会社などの顧問弁護士を指す場合もあります。
- Interesting Fact: アメリカでは、「Attorney at Law」という表現が正式な法律家を指しますが、イギリスなどでは「Solicitor」や「Barrister」という専門職があります。